【2025年版】プロが選ぶ買ってはいけない車ランキング|買ってから後悔しないために!

買ってはいけない車というと大袈裟に聞こえますが、買って損する車と言うと納得できますよね。
車は買ってやっぱり違う車にしようと、簡単に買い替えできるものではありません。
だからこそ、車種選びで迷っているあなたに正しい情報を届けたいと思いました。
この記事では、買って後悔しないための車の選び方や買ってはいけないと世間で言われている車をランキング形式でご紹介しています。
競合車種を見ていて気になるけど、違和感を感じることもあるでしょう。
そんな時に、この記事の内容を見返してみてください。
購入後にあれ?や何か違うな?という違和感は事前に解消することができるはずです。
\気になる買ってよかった車は?/

買って後悔・世間で買ってはいけないと言われる車のランキング【普通車】
世間で買ってはいけないとよく言われる車を、8車種ランキング形式にしてご紹介します。
スペックや装備面、値段や中古車としての再販価値などを相対的に吟味して作成しました。
1位 日産キックス

- 競合車に比べて値段が高い
- 値段の割に内装がチープ
- 強みがe-POWERのみ
キックスの競合となるのは、ヤリスクロスやヴェゼルあたりです。
競合車種はガソリンとハイブリッドであるのに対して、キックスはe-POWERのみとなっています。
値段差が大きいのに、内装を見てみると少しチープな印象。
コンパクトSUVとしてのコンセプトは悪くないのですが、強気な値段設定とリセールが微妙な点が残念です。
2位 ホンダシビック

- とにかく値段が高い
- ナビのインチが小さすぎ
- コンセプトがぶれている
シビックは昔セダンとハッチバックのラインナップでしたが、今は一本化されました。
スタイルはハッチバックなのに、スポーツ性能を重視しすぎた設計となっています。
走りに特化したハッチバックならタイプRでいいのに、普通のモデルもスポーティ仕様。
おまけに、性能もハイスペックすぎて値段が高くなりすぎました。
ナビのインチが7インチ固定という点も、シビックの残念ポイントと言えるでしょう。
3位 トヨタプリウスPHV

- プリウスより100万以上高い
- 19インチアルミが標準
- 充電インフラ不足
PHEVということもありますが、ガソリンモデルと比較して値段差は100万円以上。
通常のハイブリッドモデルなら買いなのに、値段差を埋めるほどの魅力がありません。
19インチアルミが標準で、ロードノイズなどせっかく静かな車なのになぜ?と思う点も。
PHEVの静かな恩恵をかき消してしまう設定となっています。
トヨタのEV充電インフラが進んでいないところも、実用性を含めてイマイチと言えるでしょう。
4位 日産エルグランド

- 競合車種が強すぎる
- ミニバンらしさが弱い
- リセールが悪い
エルグランドの競合と言えば、真っ先に出てくるのがアルファードでしょう。
アルファードは高級ミニバンとして確固たる地位を築いていますが、エルグランドはどこかセダンを意識したようなデザインです。
設計が高級セダンをイメージして作られていることもあり、今の時代とマッチしていないかもしれません。
そこまで売れていないので、中古車としてのリセールも競合に比べて悪い点もあります。
5位 ホンダアコード

- インテリアが黒だけ
- 旧モデルより値段大幅アップ
アコードは一旦生産終了となりましたが、再販が決定されました。
旧モデルよりも値段が100万円近く上がっており、コスパ面では悪いと言わざるを得ません。
中国仕様のアコードと比べると、内装もブラック一択でターボやPHEVなどの設定がない点も残念。
日本ユーザー向けに作ってないと言わんばかりの差があります。
6位 ヴェルファイア

- 必要以上の装備
- とにかく値段が高い
- 長納期
ヴェルファイアはミニバンの中では、最も豪華で満足感ある仕上がりとなっています。
ただ、完成されすぎていてその分値段がかなり高いです。
これいるのか?と言わんばかりの豪華装備で、実用性を考えるなら一考ある車と言えるでしょう。
リセールは高いですが、長納期も相まって購入層は限られます。
7位 スバルレガシィアウトバック

- 価格帯が高め
- 競合に比べると人気は低い
- オーディオ面がイマイチ
レガシィアウトバックは個人的にいい車ですが、競合と比べるとマイナーです。
ただ、競合車種と比較すると人気は低めと言えます。
反面、一定層には群を抜いて人気があるので好みは分かれる車でしょう。
オーディオに関しては少し劣り気味のため、値段と装備のバランスで考えると悩ましいところです。
8位 トヨタクラウンクロスオーバー

- コンセプトがきわどい
- コスパが悪い
- 内装が釣り合ってない
クロスオーバーという名前のわりに、完全なSUVとは違ったスタイル。
クラウンの名を冠していることもあって、少しコンセプトがぶれている印象を受けます。
値段帯も高く、釣り合った内装ではない点も残念なポイントです。
少し攻めすぎた感じが否めない仕上がりとなっています。
反対に、買ってよかった・ユーザー満足度の高い車ランキングは、下記にまとめてあります。
買ってはいけない車ランキング【軽自動車】
軽自動車だけに絞って、買ってはいけないとよく言われる車のランキングをご紹介します。
あくまで購入した方のイメージなので、悪い車というわけではありません。
1位 日産デイズ


- ルークスが優秀すぎ
- 後部座席がイマイチ
デイズはルークスとの値段差がそこまで大きくないため、ルークスとの比較になると少しもの足りません。
スライドドアや室内の作り込みなど、売れ筋のルークスとの差別化が目立ちます。
後部座席がフラットになっているので、大人だと少し座り心地が悪いと感じる人が多いでしょう。
2位 日産サクラ


- バッテリー故障のリスク
- 航続距離が短め
サクラは軽自動車初のEVですが、バッテリー走行だけへの不安が残ります。
保証はあるものの、バッテリーだけの駆動となるのでEVの普及が少ない日本では実用的だけと言わざるを得ない状況。
航続可能距離も実測150kmくらいと少し短く、他の軽自動車と見ると使い勝手の面で劣ります。
3位 スズキアルト/ MAZDAキャロル


- リセールが低い
- 重心が低く乗り降りしにくい
ロールーフ型で昔ながらのスタイルを踏襲しているアルトとキャロル。
中古車としてのリセールも悪めで、突出したアピールポイントが少ない車と言えます。
元値が安いこともあり、中古車で乗り潰すという使い方がいいかもしれませんね。
4位 スズキスペーシアベース


- ターボがない
- 商用のコンセプト外れ
N-VANやハイゼットカーゴという強い競合車がいる中のマーケットに投入されたスペーシアベース。
値段帯が高いことに加えて、ターボ設定がない点が残念ポイント。
商用車ながら、自家用なのかと思う装備やデザインで少し中途半端さを感じます。
5位 ホンダN-WGN


- 燃料タンクが小さい
- エンジン音が大きめ
N-BOXがしっかり作り込まれすぎていることもあり、Nシリーズの中では影をひそめるN-WGN。
N-ONEのようにコンセプトが違うこともなく、特徴が少なめの車と言えます。
買ってはいけない車のメーカーはある?
メーカーによって買ってはいけない車はありませんが、車種によります。
天下のトヨタであっても、買って後から後悔する車はあるので車選びは重要です。
使い勝手が悪かったり、競合車に比べて装備や値段が微妙だったり理由はいろいろあります。



一番大事なのは、中古車として売れるかどうか。
売れない車はありませんが、100万で売れるのと150万で売れるのでは次の乗り換え時の頭金に大きな差が出てきます。
人気がある車の方が市場価格も高く、手放す時の査定額も圧倒的に高いです。
昨今のダイハツ車は不正問題の影響がありますが、他のメーカーは安全性についてちゃんとクリアしているので問題ありません。
メーカーによってそれぞれ強みやいいところはありますし、最初からこのメーカーは外すべきという考え方は避けましょう。
日産であればe-POWER、スバルであればアイサイトなど特化した機能はたくさんあります。
反対に日本で一番売れているクルマは何?
現時点で、日本で一番売れている車を上位5つまでご紹介します。
普通車と軽自動車に分けて、ランキング形式でまとめました。
普通車・乗用車の販売実績
順位 | メーカー | 車名 | 登録台数 |
1 | トヨタ・スズキ | ノア・ヴォクシー・ランディ | 14649台 |
2 | トヨタ | プリウス | 11320台 |
3 | トヨタ | ヤリスクロス | 10040台 |
4 | トヨタ | アルファード・ヴェルファイア | 9620台 |
5 | 日産 | セレナ | 9488台 |
自販連のデータを見ると、2024年で日本国内で一番売れている普通車はノア・ヴォクシー・ランディとなっていました。
ヤリスクロスなどの小型車を抜いてダントツの1位となっています。
フルモデルチェンジが入ってから、ノアとヴォクシーの人気がかなり上がりましたね。
上位5車種のうち、3つがミニバンという点も注目すべきです。
軽自動車の販売実績
順位 | メーカー | 車名 | 登録台数 |
1 | ホンダ | N-BOX | 20360台 |
2 | スズキ・ MAZDA | スペーシア・フレアワゴン | 19853台 |
3 | スズキ・ MAZDA | ハスラー・フレアクロスオーバー | 11587台 |
4 | 日産・三菱 | ルークス・ekスペース | 9580台 |
5 | 日産・三菱 | デイズ・ek | 7680台 |
軽自動車は前年に引き続き、ホンダのN-BOXが首位を独走している状態です。
しかし、2位以降はモデルチェンジしたスペーシアをはじめ、他メーカーが牽引している状況。
以前はN-BOXがダントツでしたが、少しずつその差も埋まりつつあります。
ダイハツは不正問題の影響か売れ行きは悪い
軽自動車と言えば、ダイハツのタントが上位に入っていました。
しかし、昨年の不正問題の影響もあって2024年は販売順位15位まで下がってしまいました。
ダイハツは軽自動車が主力なので、ランキングに入っていないのは不思議ですが仕方ありませんね。
不正問題が発覚する前の2023年は、ダイハツとスズキは僅差で競り合っていました。
しばらくダイハツ車の売れ行きは下がることが予想されるので、中古車としてのリセールも期待できないでしょう。
だから後悔する!買ってはいけない車の特徴


世間で買ってはいけないと言われる車には、いくつか共通した特徴があります。
主な理由は下記の3つで、トータル的に見てコスパが悪い車と判断できますね。
- コンセプトが微妙
- 値段と装備が合わない
- リセールが悪い
具体的な理由を1つずつ解説します。
車としての用途がイマイチ・コンセプトが微妙
1つ目は、車としての用途やコンセプトが不明瞭な点です。
バカ売れしているランクル系やジムニーなどは、コンセプトがオフロードSUVとして一貫しており特化して作られています。
クラウンクロスオーバーを例にすると、コンセプトはSUVですが高級セダン志向もありますよね。



どっちやねんって感じに思うユーザーは多い。
結果としてコンセプトがぶれてしまって、どう売り出すのってことになりますよね。
営業マンとしても売りにくいと言っていたので、メーカー側が悪いと言えるでしょう。
値段と装備のバランスが悪い
1位にあげたキックスを見るとわかる通り、値段のわりにチープな内装など装備と値段が合っていない車はあります。
買って後悔する車はほとんど共通していて、この値段でなんでこの装備がないの?と思うことは多いです。
400万の車なのに、シートヒーターついていないとか普通ないですよね。



競合車種と比較すると、結構装備の違いは見えてくるからね。
廉価グレードが用意されているならわかりますが、グレード展開も少ない車にありがちです。
ヤリスクロスなどはグレード展開が豊富で、安いものから上級グレードまで幅広く用意されています。
しかし、キックスはベースグレードでもヤリスクロスの上位グレード並みの金額。
さらに、装備を見てみると実はミドルグレード並みということもよくあります。
中古車として再販する時のリセールが期待できない
新車を買うなら意識しておきたいのが、売却時のリセールバリュー(再販価値)です。
買った値段と比べて、どれくらいの割合で売却できたかを表す指標を指します。
私がセレナを売却した時の話をすると、新車時は390万円で買って4年半ちょっと乗って売却する時は231万円でした。
リセールバリューを計算してみたら、59%。
リセールバリュー=買取相場額÷新車価格×100%
5年後のリセールバリューは40%くらいが平均なので、かなり高い値段で売れていることがわかります。
セレナには、60%くらいのリセールバリューが期待できるというわけです。
同クラスのミニバンで言うなら、ノアやヴォクシーも同様に高リセールが期待できます。
同じ買うなら、高い値段で売れる車の方が次の乗り換えもスムーズですよね。
後から買って後悔しないための車の選び方と注意点


車を買ってから後悔しないためには、ポイントを抑える必要があります。
車種選びのコツと注意点を3つご紹介します。
街であまり見ない車は不人気な車であることが多い
街中で走っているのを見たことがない車は、人気がない車であることが多いでしょう。
ランクルなど特定の希少車種をのぞいて、他人が乗っていない=売れていないと考えられます。
売れていない車は、実際自分が売るときに売りにくく値段が安くなりやすいです。



パーツを探す時も適合少なくて、困ることも多い。
ナビやパーツを社外品で探す時に、なかなか見つかりません。
ヴォクシーなど人気車種は売れるので、どのメーカーもこぞって製造します。
人と同じが嫌なら問題ありませんが、やはり売れることを意識して買うことも大切です。
予算と用途が合っているかしっかり確認する
車をどんなふうに使いたいかは、購入前に考えておきましょう。
家と同じで、車は買ってから長い付き合いになります。
買った時は子どもが小さいけど、3年後や5年後になった時を想像しておくと必要なサイズや装備がわかるはずです。
- スライドドアは不要?
- 5人乗りで十分?
- 荷室空間は使える?
子どもが1歳くらいであればまだ5人乗りでも十分ですが、もう1人増えたら手狭になります。
チャイルドシートが1つ増えるだけで、普段の使い勝手は全く変わってしまうのです。
おむつを変えるスペースなど、ある程度の未来を想像しておくと失敗しません。
数年後にかかるであろう出費もあらかじめ計算しておくと、必然的に購入時の予算も把握できます。
不人気なボディーカラーは選ばない
不人気なボディーカラーは車種により違いますが、珍しい色は選ばない方が得策です。
乗用車で赤や青、緑など派手目のカラーは査定時のリセールが落ちます。



白・黒系はどんな車でもリセール時に有利になるよ。
パールホワイトやブラックは、査定で必ずプラスになる色です。
シルバー系はプラスマイナスゼロ、その他の色はだいたい査定でマイナスになります。
ただ、ツートン系カラーは人気があるのでプラス査定になることが多いです。
スポーツカーなら派手目の色の方が高く、軽自動車で女性に人気が高い車はパステルカラーが高くなるなど特例もあります。
ムーヴキャンバスやワゴンRスマイルなどが該当しますね。
買ってはいけない車に関する疑問・FAQ
買ってはいけない車に関する疑問をネット上からピックアップしました。
グーグル検索でよく表示されているので、疑問に思う人が多いということですね。
その他ご不明点があれば、お問い合わせページから連絡いただければ個別に回答します。
故障率が高いから買ってはいけないと言われるの?
当ページで紹介した車が故障しやすいということはありません。
少なくとも、国産車の品質は世界一と言ってもいいくらいレベルが高いです。
そう簡単に壊れるようなことはないので、安心してください。
燃費が悪く維持費が高い車は買ってから後悔する?
個人の考え方によりますが、一般的には後悔する人が多いでしょう。
どうしても乗りたい車なら仕方ありませんよね。
若い男性が中古でも昔のセルシオやシーマなどの高級車に乗っているのと同じです。
ただ、普通の人は実用性と経済性を重視するので後悔する人が多いでしょう。
売れていない車=買ってはいけない車?
その通りです。
すでに売れていないということは、売却時にも売りにくいということになります。
売れる車と売れない車とでは、買取額が50万以上変わるケースもあります。
買ってはいけないというより、買って後悔する車と言えますね。
不人気な車は中古車で売る時に値段安くなる?
人気がない車は、やはり売り手からも敬遠されがちです。
売れる車を買取した方が会社の利益も出ますし、お客さんの満足度も高くなります。
不人気車を買うなら、その後のことも理解した上で買いましょう。
買ってはいけない車のランキングと注意点【まとめ】
買ってはいけない車を9車種ご紹介しましたが、この他にもまだあります。
購入検討時は、値段と装備のバランスをじっくり比較するようにしてください。
この値段でこれだけの装備があるなら買って得しますし、あれこの装備ないとなれば買って後悔するでしょう。
車を買う時は、今乗っている車を高く売ることが何よりも大切です。
一括査定がメジャーで高く売れますが、時間と手間がかかるのでサクッと相場を知るならカーネクストが便利。
無料で利用できますし、電話だけで査定せずに買取額がわかります。
点検や車検を受ける前に、チェックしておくと意外にいい値段がつくことも。
すぐできるので、試してみてください。
コメント