残クレで買う人の割合と使用率から見る本音！新車は残価設定ローンが有利？

残価設定クレジット（残クレ）は、自動車の購入方法の1つ。

購入者が車両の一部を残価（最終支払い額）として残し、月々の支払いを抑えることができるプランです。

残クレは、特に長期間同じ車を使用したいけれども初期費用を抑えたいと考える人々にとって魅力的です。

近年のデータによると、残クレを利用して車を購入する人々の割合は増加しています。

初期投資を抑えられることや、月々の支払いが低く抑えられることが大きな理由とされています。

特に、大きな支出を抱えたくない人々や、将来の予算を調整したいと考える人々にとって、残クレは選択肢の一つとして広く受け入れられています。

残クレを利用する際のメリットとしては初期費用が少なくて済むため、購入のハードルが下がることが挙げられます。

例えば、新車を購入する際に高額な頭金やローンの審査に通ることが難しくても、残クレを活用することで比較的容易に購入することができます。

一方で、残クレにはデメリットも存在します。

残価が設定されるため、最終的に支払う金額が事前に確定していないことから、予想外の支出が発生する可能性があります。

また、車両の所有権が完全に自分のものになるまでの過程で制約がある場合もあるので、注意が必要です。

この記事では、残クレで車を購入する人の割合やメリット・デメリットについて詳しくまとめています。

残価設定ローンとは？車を買う人の割合から見る利用動向

残価設定クレジット、通称「残クレ」は車の購入方法の一つで特に最近注目を集めています。

車両価格の一部を「残価」として設定し、毎月の支払いを軽減するプランです。

具体的には車の購入時に残価を設定し、その残価を差し引いた金額を毎月分割して支払います。

こうすることで、毎月の支払いが低く抑えられるのです。

車の価格が300万円の場合、3年後の残価を150万円と設定し、残りの150万円を毎月分割して支払う形になります。

毎月の支払いが低く抑えられるため、初期費用や月々の支払いを抑えたい人々にとっては魅力的な買い方と言えるでしょう。

特に若い世代や予算に限りがある人々に人気があります。

車だけではなくいろんなものがサブスクの時代となってきており、新車のサブスクのようなイメージ。

毎月一定額の支払いで、期間が終わったら売却して新しい新車に乗るという考え方です。

いつ急な出費があるかもわからない時代ですし、手元に現金を置いておくことは大切ですよね。

このような利便性から、残クレを利用する人の割合は年々増加しています。

残クレ利用率と利用者数はどれくらい？

残クレを利用して車を購入する人の割合は、全体の約30%に達しています。

この割合の増加は、経済的な理由やライフスタイルの変化によるものです。

残クレを利用することで車を購入するハードルが低くなり、より多くの人が手軽に新車を手に入れることができるのです。

2022年の調査によると、20代から30代の若年層の約40%が残クレを利用して車を購入しているというデータもあります。

このデータは、若年層が残クレのメリットを理解し、積極的に利用していることを示しています。

残クレは、手軽さと経済的メリットから多くの人に支持されていることが分かります。

残クレ利用者の割合とその理由

残クレ利用者の割合が高い理由は、その利便性と経済的なメリットにあります。

月々の支払いが低く抑えられるため、予算に限りがある人々にとって利用しやすいプランです。

また、3年から5年で車を乗り換えることができるため、常に新しい車に乗り続けたい人々にも好まれています。

初期費用を抑えたい若い世代や、企業の社用車として利用する場合にも、残クレは非常に有用です。

最近は半導体不足の影響で新車の納期がかなり長くなってきています。

中古車の値段も以前よりかなり高くなっているので、新車を買った方が安い車もあるほど。

中古車よりも新車の方がリセール面でもお得ですし、新車購入費用を抑えるために残クレを選ぶ人の割合が増加しています。

残クレを利用するメリット：実体験から考察

残価設定ローンを使って新車を買い替えている私が、利用するメリットをまとめました。

使ったことがない人には怪しまれることが多い残クレですが、私個人的には便利な買い方だと思っています。

昔のように普通のローンを組むより恩恵が大きい買い方なので、知っておいて損はありません。

アルファードのような高い新車でも買いやすい

１つ目は、高い車でも検討しやすい点にあります。

アルファードはモデルチェンジ後から、700万を超える高級ミニバンでなかなか手が届かない人も多いはず。

以前に比べると街で見かけることも減りましたが、中には残クレで買っている人が多いとディーラーの営業さんに聞きました。

残価を先に引いた金額をローンにするため、ローンの合計額を500万円以内まで下げることができます。

500万円まで落とせば、フル装備のノアやヴォクシーと同じくらいです。

つまり、700万円のアルファードであっても十分検討できるようになります。

定期的に新車に乗り換えができる

残クレは3年や5年など、決まった期間になったら車を返却するかそのままローン契約に変えて乗るかの選択となります。

5年契約であれば、その5年で残りの金額を再度ローンするか返却か、売却して完済するかの3パターン。

キレイな状態で距離も少なめであれば、ローンを完済して売却するのが一番お得なやり方です。

実際私は5年契約でセレナに乗っていて、4年目に査定して高い値段がついたのでそのまま完済→ノアへ乗り換えました。

ローンの残債額よりもプラス70万円高値をつけてくれたため、実質70万円の儲けとなりました。

このように高値で売却できれば、残クレの恩恵を最大限に活かすことができます。

おまけに5年以内にまた次の新車に乗れるので、、言う事ないですよね。

頭金がなくても新車が買いやすい

残クレはあらかじめ契約期間後の残価を差し引くため、ローンの元金がかなり抑えられます。

頭金がなくても500万円くらいの新車を検討できるようになるわけです。

もちろん頭金があるにこしたことはありませんが、その頭金をもしもの時のために置いておく方が得策。

頭金がない時だけでなく、現金を手元に残しつつ新車を買えるのは残クレならではのメリットと言えます。

金利はかかりますが、その分下取りでプラス査定を狙って回収しましょう。

残クレの利用で考えられるデメリット

残クレを使う上で、考えられるデメリットは２つです。

私自身もう10年近くは残クレで新車を乗り継いでいますが、今のところマイナスに感じたことはありません。

残クレ利用者目線で考えられるデメリットを２つまとめました。

毎月決まったお金の支払いが発生する

残クレはあくまでもローンなので、毎月決まったお金の支払いが発生します。

毎月一定の金額が引き落とされるので、現金払いのように購入後の支払いが続きます。

車版のサブスクと考えると、納得できますよね。

ボーナス払いなど、余裕を持って支払い計画を組まないと後で痛い目にあうこともあります。

中古車は対応している業者が少ないので新車が中心

残クレは中古車でも利用できる業者はありますが、全ての中古車店が対応しているわけではありません。

ガリバーなど大手の中古車店は使えますが、お店によってないところもあります。

残クレは基本的にディーラーが多いので、新車が中心になることを覚えておきましょう。

新車のローン金利と比べて、中古車は普通のローンでも金利が高めに設定されています。

そのため、残クレでもローン金利の確認は最初にしておくべきです。

高い金利であれば、下手すると新車を買っても大差ないということもあるからです。

最新データで見る残クレ利用者の割合とトレンド

最新データを基に、残クレ利用者の割合とそのトレンドを分析してみました。

残クレ利用者の割合は年々増加しており、その背景には車の所有に対する意識の変化があります。

例えば、2023年の調査では残クレを利用する人の割合が35%に達しており、そのうち若年層が半数以上を占めています。

このデータは、若年層が残クレのメリットを理解し、積極的に利用していることを示しています。

若者の車離れが進んでいますが、若年層が残クレという買い方を選んでいることは貴重なデータです。

このデータから、残クレの利用が一時的なブームではなく、持続的なトレンドであることが伺えます。

金利が高くなる反面、いろんな車に乗れることは残クレならではですよね。

昔は車を買ったら10年は乗るみたいなイメージがありましたが、最近の車に関する考え方は変わってきています。

メーカー側としてもより車を乗り換えてもらうための施策として残クレを出してきているので、双方の妥協点がいい感じで合致しているのかもしれませんね。

残クレで車を買う人の割合が増えている理由とは？

残クレで車を購入する人の割合が増加している理由を調べてみました。

主要な理由は、経済的な負担を軽減できる点と、常に新しい車に乗り続けられる点にあります。

例えば、初期費用を抑えたい人や、頻繁に車を乗り換えたい人にとって、残クレは非常に魅力的なプランです。

今までローンで車に乗ってきた人にとっては、毎月の支払い額が減る残クレは嬉しい選択肢です。

現金払いで買ってきた人からすれば、そこまで需要はないかもしれません。

しかし、重なる物価高もあり、手元にお金を持っておくことは今の社会では大事なこと。

毎月の支払いを抑えながらも、本来買えなかった車も検討できるようになる残クレは今の時代にあった選択と言えるでしょう。

私自身も残クレで新車を乗り継いでいますが、5年契約で4年になれば売却しています。

新車は5年くらいまでがリセールも高く、中古車としての価値が高いので下取り額もかなり高くなります。

普通にディーラーで下取りに出すより、数十万円高く売れることはよくあることです。

私個人的には早めに売って、乗り換える残クレの買い方で損をしたことはありません。むしろ、毎回得しているくらいです。

残クレを選ぶ人の特徴：購入者の割合と傾向

残クレを選ぶ人々の特徴や傾向を紹介します。

残クレを選ぶ人に共通している特徴は、経済的に賢い選択をしたい人や、最新の車に乗り続けたい人が多いです。

最新の車に乗り続けたいと言っても、普通そんなコロコロ車なんて買い替えられませんよね。

服を買うわけではないので、車は数百万する高い買い物です。

しかし、残クレなら予算を抑えつつも支払い金額をそこまで変えず車を買うことができます。

以前見積もりした日産セレナのe-POWERは残価率がかなり高く、5年乗っても残価が240万円ほどありました。

総支払い額が460万円くらいでしたが、240万を引くとローンを組む金額は220万になります。

ガソリン車と比較しても、毎月の支払い金額がほぼ変わらなくて驚きました。

普通のローンなら絶対e-POWERなんて予算に届かないけど、残クレなら予算範囲内におさまってしまったんです。

検討している車のグレードを上げることができるのも、残クレのいいところ。

営業マンにこの話を聞いて、ガソリンで考えていたのにe-POWERにしたお客さんもかなりいたそうです。

残クレでの車購入者の割合は今後増えるのか

近年、残クレの利用率は着実に増加しています。

特に経済的な不確実性が高まる中で、初期費用を抑えた支払い計画が求められるためです。

例えば、自動車購入者が将来の支払いを後回しにできることで、現在の経済状況に合わせた購入が可能となります。

将来的には、残クレの利用はさらに増加すると予測されます。

消費者のニーズが安定した支払い計画を求める傾向が強まることによるものです。

特に、経済的な不確実性が高まる状況下では、予測可能な支払いプランがますます重要視されるでしょう。

業界を問わずサブスクでの購入が広まっていることから、支払い計画を立てやすい残クレは今の時代にあっているのかもしれませんね。

残クレを利用して得をする人がいる？

残クレを利用して得をしている人は、出費を抑えつつ新車を乗り換えたい人です。

私自身も残クレ購入で得している一人ですが、買った値段から売るときの値段が高いほど得をします。

私の経験だと、セレナのトータル購入金額が400万円くらいでした。

4年後にセレナを売却した時の査定額は、最終240万円です。

セレナを260万円で買おうと思うと、3年落ち以上の中古車しか予算的には合いません。

しかし、実際私は新車のセレナを260万円で乗ってきたことになります。

高い値段で売却して次に乗り換えるという考え方なら、残クレで購入した方が圧倒的にお得です。

もちろん、事故をしてしまうと評価額が大きく下がってしまうため高値の売却は難しくなります。

ただ、普通に乗っていればほとんどの場合は高く売れるので、結果としてお得に乗り換えができます。

残クレの利用割合とその将来展望

残クレの利用割合の現状と将来展望を考察します。

残クレの利用割合は年々増加しており、今後もこのトレンドは続くと予想されます。

例えば、若年層の車所有に対する意識の変化や、企業のコスト削減ニーズにより、残クレの利用がますます普及しています。

残クレは車の購入方法の1つですが、短いスパンで乗り換えられるという点では他の買い方に勝ります。

これらの要因から、残クレの利用割合は今後も増加し続けると考えられます。

残クレで買う人の割合【まとめ】

残クレは、車を手軽に購入したい人々にとって非常に魅力的なプランです。

残クレを利用する人の割合は年々増加しており、その理由としては経済的な負担の軽減や常に新しい車に乗り続けられる点が挙げられます。

カーリースも最近人気の買い方ですが、残クレで買うよりも制限が多く神経質になることも。

車の購入者の30%超が残クレを選ぶようになってきました。

現金払いでしか車を買ったことがないあなたも、今後の車の乗り方の選択肢に入れてもいいかもしれません。